フリーランスのエンジニアが受注する案件を探す際には、いくつか気を付けるべきポイントがある。そのうちの一つは、自らのスキルに見合う案件を引き受けるようにすべきであるという点だ。フリーランスのエンジニアとして生計を立てていくためには、何よりもクライアントからの信頼が重要である。
にもかかわらず、もし自分の能力では手に負えないような難易度の高い案件を引き受けてしまって、納期までに仕事を完成させられなかったり、クライアントの要求水準を満たす仕上がりにならなかったような場合には、大切な信頼を失うことになりかねない。
信頼は一度失ってしまうと取り返すのに膨大な時間と労力が必要になるので、自分のスキルでは対応できないような案件は、いくら単価が良かったとしても受注するのは危険だろう。
また、案件を探す際には、クライアントの評判にも注意すべきである。すべてのクライアントが善良であるとは限らないのだ。
中には、エンジニアに対して無理難題を吹っ掛けてきたり、契約した後で条件の直しを求めてくるようなところもあるので、そのようなクライアントを避けるためにも、過去の口コミなどを調べてネガティブな評判がないかどうかをチェックすることが重要なのである。
なお、相場よりも明らかに単価の高い案件には特に注意しなければならない。単価が高いのにはそれなりの理由があるはずなので、それをしっかりと見極めたうえで、受注するかどうかを判断することだ。